因縁の対決

3年続けてフェデvsナダルとなった全英決勝だけど、
今回はナダルの欠場もあって、久々にロディックが勝ち上がってきた。
当初の下馬評だとマレー、ジョコのどっちかだったんだけどなぁ。
ついでにフェデvsロディックは2005年前後にも2回、全英決勝であたってて、
その他も含めた通算成績が18勝2敗なんで、多分またフェデの虐殺ショーなんだろうな、
とか思ってたんだけど、この予想も覆ることになる。


両者ビッグサーブが炸裂して、試合は淡々と進む。
1セット目、両者のビッグサーブが炸裂して、ロデが1ブレイク。
2、3セットをフェデが取って2-1になって、こりゃ行けるなと思って風呂に入ったら、
4セット目、ロデが取り返す。
っていうかお互いのサーブが凄すぎ。
フェデのワイドへのサーブは判ってても取れないコース連発だし、
ロデは相変わらず世界最速サーブでフェデのリターンを許さない。
んで、5セット目はタイブレーク無しなんで、延々と2セット分くらい延長戦?
もうどっちが勝ってもおかしくないくらいの試合だったけど、
最後に勝利をつかみ取ったのはフェデラーだった。


うーん、ロディックもビッグサーブ&ビッグフォアは凄かった。
バックハンドも威力は無いなりに安定してたし、
各ショットの組み立て・配球も上手かった。
対するフェデラーは若干フォアの凡ミスが多かったように思えるけど、
相変わらずテンポの速い攻めで切れの良いワイドサーブを軸に、
ドライブボレーやスライスなんかを上手く使って試合を組み立てていた。
ただ最後までロディックのサーブをブレイクすることが出来なかったのは、
フェデの調子が悪かったのか、ロデの気迫が勝ったのか。


観客席の方にはヴォルグ、サンプラス等歴代のレジェンドが勢揃い。
まぁ何と言うか安直な表現で言えば、神試合だね、神試合。
後、最近ヒューイットやハースなんかのニューボールズ世代が頑張ってて嬉しい。